Sの人は、父親から身体的な虐待を受けながら育った男性に見られるフェチです。
彼らは幼少期に完全に無力でした。自分の力ではどうにもならない状況に置かれ、弱みを握られてきました。
そんな男性にとって性的な虐待は、安心や安全、コントロールの感覚を取りもどす唯一の手段です。
彼らは、日常生活ではそういった経験ができないと思っています。だから、潜在意識の中で、その性体験に執着し、個人的な力や権力を行使しようとます。
そして、他人の運命が自分の手の中にあるという経験を顕在化させようとするのです。
※ちなみに僕は母子家庭です。SMフェチではありません。参考までに。
Mの人は、過去に自分の感情をコントロールしなければならなかった人がなります。
彼らは、自分が主導権を握っていない状況で、無理やり自分のやりたくないことをやる必要がありました。
たとえそうなる準備ができていなくても強制されました。倒れそうになったときでも辛抱強くいなければなりませんでした。
親が弱さを許してくれなかったからです。
ひたすら筋力をつけなければいけない。ただやり遂げることを強要される。もしできなければ、閉じ込めや辱めという罰を受ける。
その結果、大人になってプレッシャーに耐えるように人格設計されました。
コントロールはプレッシャー、責任もプレッシャー。だから、彼らは、セックスで虐待されることでコントロールを失いたいと思うようになります。
そうすれば責任という肩の荷が下りる。その責任が支配的な相手に引き受けられるならばそうしたい。心の重荷を完全に手放すことができる。これでようやく弱さの安堵を感じることができる。
虐待されることにまつわるフェチは、責任や支配を手放したいという願望が根本にあります。
なおかつ、その状態の人に愛されることで、見捨てられたり恥をかかされることから自分を遠ざけたい、という気持ちのあらわれなのです。
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