オナニーの悪影響

【まさか】大人のADHDの原因はポルノ依存症だった・・・

あの頃はまだ12才だった。元気いっぱいで順風満帆な生活をおくっていた。

学校の成績はそこそこ優秀で、友達ともたくさん遊んでいた。不安や集中力の問題とは無縁だった。

しかし、大人になるにつれて何かが変わった。仕事に集中することができなくなった。

頭がまわらない。一度おそわったことが定着しない。タスクをおわらせるのに時間がかかる。

あきらかにADHDともいえる症状に悩まされるようになった。

最初は、ストレスや忙しさが本当の原因だと思っていた。しかし、ある日、思いもよらない事実を知った。

それは、ポルノが脳を委縮させるというものだった。

この話をきいた瞬間、カラダ全身に衝撃がはしった。そして、そのとき、問題は「これだ」と思った。

思いかえせば、ポルノに出会ったのは大人になってから。いつのまにかポルノが人生の一翼を担うようになっていた。

このことにきづいて以来、大人のADHDの原因はポルノなんじゃないか?という考えが頭からはなれなくなった。

....という展開に少しでも共感したなら、あなたがもとめている答えがこのさきにあります。

大人のADHDはありえない

ADHDとは、集中できない、急に何かをはじめるといったことがよく起こる状態です。

表面的には行動の問題のように見えますが「脳の障害」です。

WebMDの調べでは、子どもの60%が大人になっても症状が残るといいます。

ADHDは生まれつきのものです。

何かそうなるようなことをしない限り、おとなになってから発症するものではありません。

でも、大人になってからなる人もいるのでは?と思いますよね。

その場合は「診断の遅れ」が原因です。

実際、1994年に診断基準が改訂されるまで、ADHDと適切に診断される人はほぼいませんでした。

この事実は米国精神医学会の公表データを見てもあきらかです。

1990年頃は論文の数が250件ほどでしたが、2014年になって約2,500件ちかくまではね上がっています。

Statistaの統計でも、子どもの有病者数が1997年(5.5%)⇒2018年(9.8%)になっています。

つまり、診断のレベルがあがり、幼少期にADHDと診断されるべき人の数が増えたというわけです。

じゃあ大人のADHDって?

大人のADHDはどうなるのでしょうか?脳科学的にわかりやすく説明します。

脳には、前頭葉という集中力をコントロールする場所があります。ADHDの人はふつうの人とくらべてここが小さいです。

アメリカのブリガム・ヤング大学の研究では、ポルノを見ると、前頭前野(前頭葉)の灰白質が減少することがわかっています。

このことから、ポルノを見るとADHDの人と同じような脳になるといえます。

かしこいあなたなら、今、

  • え?ポルノだけなはずないでしょ?
  • ゲームとかでもなるんじゃないの?

と思ったはずです。意外なことにゲームとADHDはリンクしないようです。

ということはポルノだって実は関係ないんじゃ?と思いがちですが、そんなことないと思います。

僕は、スクリーン系の娯楽全般はADHDを引き起こすと思っています。なぜなら、『没入感』が高いからです。

実際にADHDと診断されなくても、ゲームのせいでいつもそわそわしている人はたくさんいます。

正直、仕事中にゲームやポルノのことばかり考えていませんか?そのせいでいつも集中力ゼロではないですか?

その自覚があるなら、明らかにADHDの症状がでています。「脳の障害じゃないから平気だろ!」と気を抜かないようにしましょう。

なぜ前頭前野の活動が低下するのか?

ポルノをみると前頭前野の活動が低下してADHDになります。

このことをくわしく説明するために、イェール大学が行った研究を紹介します。

この研究は、「ドーパミン(快楽物質)がどう前頭前野の記憶処理に影響するのか?」というものです。

科学者たちは、特別な物質を使ってラットとサルの脳内のドーパミンレベルを上げました。

そうしたら、両方とも、空間に関連したタスク処理(場所や物事を覚える)が難しくなりました。

この研究から、前頭前野にあるドーパミンが多すぎると、物事を覚えにくくなることがわかりました。

ポルノはドーパミンレベルを爆上げする

さて、ポルノの話にもどろうと思うのですが、もう言いたいことはお察しかと思います。

ポルノを見ると、脳内のドーパミンレベルが爆あがりします。

さらに、脳はこの気持ちよさを記憶するため、なんどもオナニーを繰りかえすようになります。

オナニーしすぎると、時間がたつにつれて脳の報酬系が狂います。快楽に対して鈍感になります。

同じ快楽を得るために、もっとたくさんのドーパミンが必要になり、もっとオナニーするようになります。

そうすると、脳が疲れ果ててしまい、脳の報酬センターがぶっ壊れます。

冒頭の「大人になるにつれて何かが変わった。」がこれです。

あなたが気づかないうちに、脳はドーパミンで炒めつくされ「ADHD化」してしまうのです。

ちなみにADHDはうつ病を引き起こすが、うつ病はほとんどADHDを引き起こしません。

だから、オナニーしすぎでうつ病になるのも、実は「ポルノADHD」が関係しているといえそうです。

【悲報】ポルノADHD脳はなくせない

まさかの事実を知ってしまったあなたにとっておきの解決策を教えたいのですが・・・

正直に言います。ポルノでなったADHD脳は消すことができません。残念ながら、脳のしくみ上できないんです。

脳には、神経可塑性(かそせい)といって学んだことに応じて変化する能力があります。

紙粘土を想像してみてください。どんな形でも自由につくれます。しかし、一度乾くと作りなおしできません。

だから、あなたが今までたくさんポルノを見てきたなら、それ専用の神経が乾ききってカチカチなのです。

脳の神経細胞は物理的になくせません。だから、魔法の薬のようなものもこの世に存在しないんです。

脳を鍛え直すことできるってホント?

じゃあどうすればいいんだよ!?このまま放置しておいたら脳がおかしくなるのを放置しろってのか??

と焦っているかと思いますが安心してください。脳のしくみ上もう手遅れですなんてこともないのです。

あなたが「ポルノADHD」を自覚しているなら、脳を鍛え直せばよいのです。

ドーパミンを正常な状態に戻し、神経のはたらきを活性化させる。しかも薬無しでそれをやる。その方法が「瞑想」なんです。

瞑想はポルノ依存の処方薬

2016年のカーネギーメロン大学の研究によると、瞑想を行った人たちは、背外側前頭前野に良い変化が見られました。

この領域は、注意に関連する脳のコントロールセンターです。瞑想をすることで、ここのつながりが強くなったのです。

瞑想のメリットはこれだけじゃありません。脳に「海馬」という思い出す仕事をする場所があります。

2011年にハーバード大学医学部が行った8週間の瞑想実験では、実践者の海馬や計算細胞まで増えることがわかりました。

つまり、瞑想をすればするほど、あなたの脳はもっと賢くなるんです。

実際に、瞑想はADHDの人にとって効果的です。世界精神医学ジャーナルに掲載された研究にエビデンスがあります。

この研究では、参加者24名のうち瞑想を練習した人の約30%が集中力の助けを感じたと報告しました。

少々すくない比率ですが、それでも改善効果を感じたのはたしかなことです。

ADHDの人はそもそものストレスレベルが高いですから、ストレス軽減にも瞑想は効果的です。

ですから、瞑想を実践してみることをおすすめします。

まとめ

  • 大人になって突然頭がまわらなくなることがある
  • その場合、ADHDの症状の可能性が高い
  • 大人になって純粋なADHDを発症することはない
  • ADHDの疑いがある人はポルノの影響が濃厚
  • ポルノを見る⇒前頭葉の活動が低下⇒ADHD化
  • ポルノで強化された神経回路は消せない
  • 脳を鍛え直せばそれと同じ効果得られる
  • 瞑想がそれを可能にする、しかも賢くなる

さいごにひとつ忘れてはいけないことがあります。

「オナ禁」です。ポルノから脳を守るために、オナ禁は避けて通れません。

もし、このまま10年先もオナニーをしつづけたら、、、と考えてみてください。

ADHDじゃすまないくらい前頭前野(前頭葉)のはたらきが落ちていることでしょう。

おわりに

最近をよく振り返ってみてください。ADHDの症状に多くあてはまっていませんか?

  • むかしよりルール違反をしがち
  • なんだか攻撃的になっている
  • 自分のイライラを外にぶつけばかり
  • ついつい他人に口をはさんでしまう

これらぜんぶがポルノによるものだとしたらどうでしょうか?

「そんなのただの当てつけじゃないか!」といわれたらそれでおわりです。

大事なことは本気でそう思えるか?です。

日常のヒントを見逃さないでください。その症状ポルノのせいかもしれませんよ。

  • この記事を書いた人

大迫イサク

2021年5月9にオナ禁開始。最長287日達成するも一度挫折。数か月スランプ。意志力を解放して復活。1年以上の経験で脱ポルノのコツをつかむ。その経験をもとにオナ禁メソッドを配信。

-オナニーの悪影響