幼児愛好者は英語でPedophilia(ペドフィリア)といいます。おおやけには言えないけど誰もが気になるテーマです。
あなたも「なんでなるのだろう?」と思ってこのページを開いたと思います。
もしくは児童ポルノに夢中になっている自分にひどく嫌気がさしているのかもしれません。女性の場合、虐待の過去が頭から離れないことでしょう。
この記事は、「なぜ幼児性愛になるのか?」についてかなりディープな視点で解説しています。
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【閲覧注意】幼児愛好者(ペドフィリア)の特徴
幼児愛好者はどういう人のことを言うのか?うまれつきなのか?どんな特徴があるのか?をくわしく説明します。 目次1 幼児愛好者とは?2 小児性愛と性的虐待はちがう3 身体的な3つの特徴4 ペドフィリアはう ...
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目次
「生まれつき脳の配線が異なる」が通説
幼児愛好者の脳は、本来接続されるはずのネットワークが正しくつながっていません。子供をみたときに、親としての養育本能を呼び起こすべきところを、性的な本能が刺激されます。
脳がそのように配線されているから、今のところ根本的な治療法はないとされています。去勢(性器をとりのぞく)すれば解決できますが、そのかわりに性欲がなくなります。
それじゃあ解決になってないと思いそうですが、幼児愛好者の立場になってみるとそうとは言い切れません。
彼らは、毎日毎分、望まない性欲を抑える日々をつづけています。現実では実現できない性欲を満たすために、日々、強迫観念と闘っています。
死ぬまでそんな苦しい思いつづけるくらいなら、性欲のない人生を送りたいと望む人もいるでしょう。
トラウマ(子どもであることを許されなかった)
実は、幼児愛好者がすべて生まれつきのものとは限りません。脳内の発達障害と関連付けるのは、現代医学が、脳を越えて意識が存在するという概念を理解していないからです。
パーソナリティの問題は家庭環境によって決まります。その人の人格が決まるのには深い深い社会的な要因があります。
それが何かというと、幼児愛好者は、子供の頃にひどく傷つけられた経験があるということです。彼らは、自分が子どもであることを許されなかったのです。
彼らは親の教育によって、自ら子供らしさを押し殺し、最も大事な無邪気さを拒絶して生きてきました。
彼らは、あまりにも早く成長しなければなりませんでした。そのため、自分の中に解離した部分があり、それが幼少期の状態で凍りついているのです。
家族環境が最悪(機能不全家族)
僕たちはかならず家族という「関係性に依存する環境」に生まれます。家族とはいいかれば小さな社会です。しかしたいていその社会はうまくいってません。
多くの家族は、対立、怒り、恨みに満ちています。こういう家族を「機能不全家族」といいます。現代社会は、貧困に苦しむ家庭がほとんどで、幸せな家族なんてごくわずかです。
つまり、ほとんどの人は、うまれてからすぐに、まだ十分に発達していない社会のなかで社会化されることになります。
僕たちは幼少期の早い段階で、自分自身のある側面は受け入れられ、ある側面は受け入れられないということを学ぶのです。
自分にないものをもっている人に魅力を感じる
最悪な家庭環境で育つと、自分が否定するものを遠ざけるようになり、自分自身の中に分裂が生じはじめます。
自己分裂が生じると同時に僕たちは、その失われた自分に恋をします。そして、それをもっている人に惹かれるようになります。なぜなら、否定した自分はあなたの一部だからです。
この世界は鏡のようなもので、自分が否定してきた側面を映し出す人に魅了されるようになります。だから、常に何か足りない感じがするのです。
子供の頃に性的虐待を受けた人が、性的虐待の加害者になることが多いのはこういう心理的なトリックがあります。
子供時代に失ってしまった無邪気さを取りもどしたい
幼児愛好者と聞くと、メディアで取り上げられるような凶悪犯を思い浮かべがちですが、実際はちがいます。
統計的にも、児童性犯罪で有罪判決を受けた人のうち、本当に小児性愛者であるのは全体の50パーセント以下とされています。
彼らの多くは感情を爆発させ虐待することはありません。ほとんどの人は誰にも話すことができず、児童ポルノにくぎづけになり静かな絶望の中で一生を終えます。
想像してみてください。
- 幼児愛好者が自らセラピーを受けようと思うでしょうか?
- この衝動を誰に相談すればいいのでしょうか?
多くの人は、法的な影響や社会的な嫌悪感を恐れて、積極的に人に助けを求めることなんかできません。
本心では再び完全な存在になりたいと思っています。そのために、子供時代に失ってしまった無邪気さを取りもどしたい。だから子供に惹かれるのです。
一見、怪物のように見える幼児愛好者も、実は純真さを取り戻したいと切に願っています。
自分に服従する人が自分を愛してくれる人
幼児愛好者は、発育期の経験(トラウマ)によって人格がねじまがりました。だから、彼らの潜在意識にある愛の定義は、服従と支配に満ちています。
彼らは
- 自分に服従する人こそ自分を愛している
- 自分が支配権をもつことで失ったパワーを取り戻せる
と思っています。さらに子供ほど支配しコントロールしやすい存在はいません。
皮肉なことに、彼らは自分の純真さを取り戻すために、自ら負った傷を子供たちにも負わせてしまうのです。