オナニーすると筋肉が落ちる、だからオナ禁したほうがいい!
いやそんなことない、オナニーしたほうがテストステロン値はあがる!という論争は何年も前からつづいています。
なぜどちらかに定まらないのでしょうか?
今回はその答えをわかりやすく解説します。
オナニーしてもしなくても上がる
オナニーとテストステロン値の関係性がいまだにさわがれているのは、どちらも示す研究結果があるからです。
PubMedの研究論文を引用します。
禁欲7日目に血清テストステロンの明確なピークが現れ、ベースラインの145.7%に達した
しかし、これは一時的なピークにすぎません。
このような一過性の変化は、男性の健康に影響を与えるとは考えられません。
被験者もたった28人だけです。
逆に、若い男性を対象にした調査では、オナニーをしたらテストステロン値が上がったという報告もあります。
参考:Endocrine effects of masturbation in men
業界の裏では大掛かりな工作が!?
ポルノ依存について世界的に有名なYour Brain On Pornにこんな記事があります。
性科学者は、よく知られた「7日間射精せずにテストステロンを急増させる」研究が撤回されたと偽っている。そんなことはない。
残念なことに、この「ポルノ業界の手口」は、最近になって再び表面化した。
今回は、業界とつながりのある性科学者が、テストステロンに対する射精の影響に関する翻訳を「撤回」させたようだ。
ポルノ業界からすれば、さきほどの論文はやっかいものです。
だから、あの手この手でオナ禁に対するイメージを上げないようにしているといえます。
信じる信じないはあなた次第です。
しかし、僕がここ伝えたいのは、科学的エビデンスはポイントではないということです。
オナニーはあなたの生活を本当に良くしてくれるのか?
この最もシンプルなマインドセットが最も重要なのです。
心理的な理由が9割
ここまで読んで結局のところどうなの?というのが本音だと思います。
さきほどの研究結果や、自身の体験談から言えることは、自慰行為そのものは影響しないが心理的な作用が大きいということです。
自慰行為をすると、ほとんどの人は罪悪感を抱きます。それによって不安や抑うつが蓄積されます。
この罪悪感は、パートナーに不誠実であるとか、宗教的な葛藤があるとか、不道徳であるという考えに基づいています。
つまり、自慰行為は不健康で悪いものだという信念からきているのです。
このように、長引く罪悪感や不安、うつによるストレスは、テストステロンレベルの低下を招きます。
禁欲するとそうした感情が解消されるので、テストステロンの増加につながる可能性があるというわけです。
脳に一番ダメージを与えるのは悪いとわかっていてやることだといわれます。
だから、性行為、自慰行為に対する理解や態度を改善することが一番重要なのです。
なぜオナ禁すると男らしさが爆上がりするのか?
とはいえ、オナ禁をすると男らしさが増すことは間違いありません。
異性にモテるようになり、より積極的になり、人生でやりたいことを追求することができるようになります。
なぜでしょうか?
その答えは実践者の声をきいてみたほうが早いでしょう。
さきほど紹介したYour Brain On Pornにある実践報告を一部引用します。
ワークアウトが20%楽になった。ユーモアのセンスが戻ってきた。苦言がほとんど愛想に変わった。
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僕は怖がりな少年だった。ポルノをやめたことで、男に戻った。消えたと思ってたものが戻ってきた。最近、デートを始めた。近所のギャルと一緒に過ごしている。夕食や散歩に何度か出かけている。昨夜、私は彼女の家に立ち寄った。私たちは情熱的なキスをした。それは本当に楽しかった。今、私の不安はすべてなくなり、私はより自信を持って社交的になった。
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上級管理職としての自信が雪だるま式に高まっている。偽者症候群に悩まされることがなくなった。
おわりに
オナニーとテストステロン値の関係は、いつまでたっても明確な答えはでません。
ですから、科学的なエビデンスばかりに振り回されてはいけません。
あなたはなぜ筋力が落ちるのかなと心配したのでしょうか?
その心理の裏には、罪悪感だったり、負の感情があったからではないですか?
正直、このような研究データはあまり重要ではありません。
筋力をつけたいなら真面目に筋トレをすればいいだけです。
結局、オナニーして毎日のモチベーションが低下しているのが実態ではないですか?
今こそ本気で問うときです。
オナニーはあなたの生活を本当に良くしてくれるのか?
この疑問に本気で向き合ったとき、自分が何をすべきか、自ずと答えは内側からでてくるでしょう。