ポルノ依存

依存症という名の“合法的な自殺”を、あなたは今日も選んだ

――そして、それは今も確実に削られている

「もうダメだと思った」「今度こそ変わりたい」「何度も挑戦した」
なのに、また戻ってしまった。
それがあなたの現実。

心ではわかっている。
このままでは終わる。
でも、体が動かない。
気づかないフリをして、またいつもの日常に身を沈める。
その繰り返しが、あなたの時間を、命を、静かに焼いている。

今あなたがいるのは、音もなく崩れ落ちる現実のただ中だ

依存症とは、嗜癖ではない。
生き方そのものが奪われていく病だ。

最初はただの習慣。
小さな報酬、ちょっとした快楽。
しかしそれが繰り返されるうちに、脳の報酬系は再配線される。
快楽が「欲求」に、欲求が「渇望」に、渇望が「支配」に変わる。

逃げられない檻の中に、自ら入っていく感覚。
そして気づいたときには、外からカギがかけられている。

「快楽とは、毒薬のようなものだ。最初は甘美で、次第に命を蝕む」
――アリストテレス

未来を奪う「甘えた言葉たち」

「でも、今回は本当にストレスが…」
「人間だから、たまにはいいでしょ?」
「また明日から頑張れば…」

そう言って、今日も沈んでいく。
次に目を覚ますと、また一日が奪われている。

その一日とは、あなたの「命の1日」だ。
もう二度と戻ってこない。

「人生は十分に長い。ただし、無駄に使わない限りにおいてだ。」
――セネカ

すでに始まっている「静かな崩壊」

想像してみる。

30歳。まだ大丈夫と思っていた。
40歳。体力が落ち、将来が怖くなる。
50歳。自信を失い、希望を手放す。
60歳。依存は日常となり、社会との接点が消える。
70歳。孤独の中で、何が自分を壊したのかさえ思い出せない。

そこにあるのは「普通の老い」ではない。
自分自身の手で崩壊させた人生のなれの果てだ。

「死よりも恐れるべきは、意味のない人生だ。」
――ヴィクトール・フランクル

あなたが戦っている相手は「現実逃避」だ

依存症とは戦っているフリをする敵にすぎない。
本当の敵は、「やった気になる自分」だ。

「やめたい」と口にしながら、行動は変わらない。
「努力してる」と言いながら、日々のルーチンは同じ。
「何が悪いの?」と開き直るたび、未来が閉ざされていく。

「自分を欺く者ほど、人生において敗北する者はいない」
――プラトン

例え話:壊れた水槽の中で泳ぎ続ける金魚

底にひびが入った水槽に金魚がいる。
水は少しずつ漏れている。
気づいているのに、金魚は泳ぎ続ける。
水が減っていくことを「そのうち止まる」と思っている。
けれど止まらない。
やがて水は干上がり、金魚は息絶える。

その金魚があなた。
壊れているのに、なぜ修理しようとしない?

偉人たちの「決断」の重さを思い出せ

マルクス・アウレリウスは、戦場で日記を綴りながらこう書いた。

「すべては選択だ。外的状況ではなく、自分の反応こそが人生を決める。」

依存症に襲われたとき、選択しているのはあなた自身だ。
「できない」のではなく、「やらない」を選んでいる。

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学のスピーチで語った。

「自分の時間は限られている。他人の人生を生きるな。」

他人の目、環境のせい、運の悪さ――
言い訳に逃げる人生は、すでにあなたのものではない。

時間とは命の通貨である

1時間=命の1時間。
その計算ができていない者は、死ぬ瞬間に後悔する。

1日に3時間、依存行動に飲まれているとすれば、
1年で1,095時間。
30年で32,850時間。
1,368日、つまり3年9ヶ月分の命を捨てていることになる。

「あなたの今の行動が、あなたの未来そのものだ」
――ジェームズ・アレン

今、決めなければ、永遠に決められない

「いつかやめたい」
その「いつか」は、永遠に来ない。

「夢なき者に成功なし、目標なき者に努力なし、行動なき者に進化なし」
――吉田松陰

偉人たちは、環境や誘惑に屈しなかったわけではない。
屈しそうな瞬間に「立ち上がる行動」を選んだだけだ。

あなたも、それができる。

最後に――火は今でも灯せる

希望は、何かが与えてくれるものではない。
自分で起こす火だ。

どんなに暗くても、マッチ一本あれば火はつく。
それが「行動」。
それが「今日、やる」と決めること。

「自分に勝つことこそ、最大の勝利である」
――フリードリヒ・ニーチェ

あなたの中の敵を黙らせるのは、言葉ではなく行動だ。
もうこれ以上、自分を裏切るな。
決めろ。
今だ。
火をつけろ。
立ち上がれ。

  • この記事を書いた人

大迫イサク

ポルノ依存、カフェイン漬け、会話恐怖。大学4年間ボッチ。欲望に負けて浪費した時間、行動せずに過ぎ去った時間はもう戻らない。その現実に打ちのめされ、悔しさをバネに23歳より学び始めた。読書1000冊以上、29歳で一人海外へ行くまでに。「知識を行動に変え、人生の舵を自分で握る。」「過去は変えられないが、未来は選べる。」かつての自分のように苦しむ焦燥感に駆られる男性へ、時間を無駄にせず人生を変えるための学びを届ける情報を発信。

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