「もうやめる」と決めたはずなのに、なぜかまた見てしまう。
長い間ポルノを断ってきたのに、たった一回の誘惑に負けて、またゼロに戻った。あの絶望感、味わったことがあるはずだ。
「今回だけは仕方ない」
「ちょっとだけなら大丈夫」
「5分だけ見て終わろう」
……でも、結局何時間も画面の前にいた。
そして、見終わった後の虚無感。
「なんでまたやったんだろう……」
罪悪感に押しつぶされそうになりながら、それでもまた、数日後には同じことを繰り返している。
あなたはポルノ会社に絶大な貢献をしている
今、あなたがポルノを見ているその瞬間、どこかのポルノ制作会社の経営者が高級車に乗りながら笑っている。
「今日もよく稼げたな」
その金は、誰が払ったのか?
あなたの時間と集中力と精子で生み出された再生回数が、それを支えている。
あなたがクリックするたびに、ポルノ会社の広告収益が増え、次の動画が作られる。あなたが見れば見るほど、ポルノ業界は繁栄する。
あなたの人生がどれだけ壊れようと、彼らにとっては関係ない。
むしろ、壊れてくれた方がありがたい。
ポルノに依存して、人生がうまくいかなくなるほど、あなたはさらにポルノに逃げる。
「やめたいけどやめられない」
そう思いながら、結局また見てしまう。
それがポルノ業界のビジネスモデルだ。
あなたは、知らないうちに、彼らの一番の上客になっている。
「これはポルノじゃないから…」——グレーゾーンの罠
「ポルノは見ていない」と胸を張って言えるか?
YouTubeで「健康的な女性のストレッチ動画」を検索したことは?
Instagramで水着の写真を眺めていたことは?
TikTokで無意識にセクシーなダンス動画をリピート再生していたことは?
それ、本当にポルノじゃないと言えるか?
いや、あなたの脳はもう知っている。
これはポルノの「入口」にすぎないことを。
なのに、見ないふりをして「自分は大丈夫」なんて思っている。笑わせるな。
脳はもう興奮している。あなたはすでに再発の寸前だ。
最初は「ただのエクササイズ動画」と言い訳していたのに、次第に検索履歴が変わる。
「もっと露出が多い動画はないか?」
「よりセクシーな動きをしているものは?」
気づけば、ポルノに片足を突っ込んでいる。
そして、「ここまで来たらもういいや」と、結局いつものサイトに飛ぶ。
あなたの指が、ほとんど無意識のうちに、あの馴染みのあるURLを入力する。
「もう終わった……」
そう思いながら、また一つ、再生回数に貢献する。
「スクリーンの向こう側に、本当の愛はない」
あなたは本気で、画面の中の彼女があなたのために演技しているとでも思っているのか?
彼女はあなたのことなんて知らない。
あなたがどんなに興奮しようと、どんなに必死に動画を探そうと、どんなに夜中に何時間も見続けようと、彼女はあなたの存在すら知らない。
むしろ、あなたは彼女の人生とは真逆の世界にいる。
彼女は仕事を終えたら現実世界で恋人と過ごし、美味しいご飯を食べ、友達と旅行に行く。
一方で、あなたはどうだ?
薄暗い部屋の中、画面に向かって息を荒げ、ズボンを下ろし、画面の向こうの知らない女に向かって快楽を求めている。
……情けなくないか?
「それが5年、10年と続いたら?」
気づいたときには、もう女性とまともに会話すらできなくなっている。
実際のデートではドキドキしないのに、ポルノを見ると脳が痺れるような興奮を感じる。
「本物のセックスよりポルノのほうが気持ちいい」
そう思い始めたら、もう終わりだ。
あなたは「現実の女性」ではなく、「映像の中の女」にしか興奮できない身体になっている。
そして、ポルノを見ても以前ほどの快感を得られなくなり、さらに強い刺激を求めるようになる。
どんどん過激なジャンルへと手を出し、ついには今まで興味もなかったジャンルにまで……。
それでも興奮できなくなったとき、あなたは何をする?
5年後、10年後の未来
あのとき、決断していれば——。
あのとき、行動に移していれば——。
そう思う日が、必ず来る。
でも、その頃にはもう手遅れだ。
5年後。
仕事の疲れを言い訳に、帰宅後のルーティンは変わらない。
スマホを取り出し、無意識にポルノサイトへアクセスする指。
「新作は?」「もっと刺激的なものは?」と、延々とスクロールする目。
かつては「5分だけ」と誓ったのに、今では2時間経っても終わらない。
恋愛は? 結婚は?
そんなもの、自分には関係ない。
現実の女性と関わることが、面倒で、怖くなっている。
デートに誘う勇気もないし、誰かに好かれる自信もない。
ポルノなら、裏切らない。
ポルノなら、いつでも自分を受け入れてくれる。
……そう思い込むことで、残りの人生をすり減らしていく。
10年後。
休日。やることはない。
気づけば朝からスマホを開き、ポルノサイトを眺める。
昼になっても、夜になっても。
本当はどこかに出かけたい、本当は人と関わりたい——そう思う瞬間がないわけじゃない。
でも、もうどうすればいいのかわからない。
友達は結婚し、子供が生まれ、人生を築いている。
一方、自分は——。
ただ、一人。
暗い部屋の中で、画面の向こうの女に欲望を消費し続けるだけ。
「これでいいのか?」
いや、よくないに決まっている。
でも、変われない。
「あのとき、覚悟を決めていれば——」
何度もそう思う。
何度も、何度も。
でも、もう遅い。
人生の半分をポルノに吸い取られた男に、未来なんて残っていない。